城達也

東京の吉祥寺と自由が丘で「手織工房じょうた」を主宰

Kanryoku(感性=sensitivity) / Can we be more human?

吉祥寺公園の隣にひっそりと佇む白い一軒家で手織工房JOTA「さをり織り」では一人一人が自由にその時の感性に委ねて織っていく。体験として来る人もいれば、毎日毎日織りに通う人もいる。

JOTAは「さをり織り」を初めた城みさをさんの孫の城達也が始めた。
多くの織物が機会化し、効率化、大量生産を求める中、あえて「機械にできることは機械に任せればいい。自分が織るのだから、自分の織りをすればいい」と、頭で計算するのでなく、その瞬間の感性任せて自然に織ることを大事にした。それは自然と同じで、人工林は整って綺麗だけど、自然は温かみがあり、作為なく躍動感・生命感に満ち溢れている。

城さんは「自由に好きなように織ったらいいですよ」「あまり考えすぎない様に」と言いますが、実は私たちにとってこれは簡単な事ではない。つい、考える癖、完成系の理想を思い浮かべる、こうあるべきなのでは?などの既成概念がある。いきなりそれらを手放せといっても難しいのかもしれない。まずは、そんな自分がいると気づき、意識することからなのかもしれない。

そうすると、次第に自分でも気づかなかった展開、自分を垣間見る瞬間があり、それを続けていると少しずつ自分の中に潜んでいた面やもしくは、新しい視点や感覚に気づけるのかもしれない。

 私自身はこどもを産んだ後など人生のターニングポイントの時に通った。行き詰まったり、無意識に繋がりたかったり、ちょっとした瞑想としての感覚を求めていたのかもしれない。初めて行った時、ハードルが高いと思っていた織物はとても自由で楽しく、あっという間の数時間で自分だけの世界に1つのマフラーができた。同じ自分が再度織ったとしても決して同じものは出来上がらない。今でも自分自身との対話がしたかったり、あらたな感性に気づいたり、次に進みたい時に織りに行く。

さあ、あなたも「さをり織り」、そして城さんとの時間の中で新しい自分に出逢ってほしい。あなたの中にある感力を存分に活かしてあげてほしい。

スケジュール

10:00       吉祥寺駅 集合
10:30       さをり織り体験
12:00       ランチをしながら城達也さんとの対話じかん
13:30       さをり織り体験
16:30       現地解散

Interludeでは、技術的な指導は少ししか受けず、芸術的な指導も受けませんでした。 それが他のアートプログラムとは、とても違いました!始まるまでは、織物体験だから他の体験に比べて「反復的」になるのであろうと思っていました。ある意味ではそうでしたが、実際には良い意味で反復的でした! 瞑想的でした。時間が経つにつれ、より穏やかになり、思考が軽くなっていったように思います。

ジョエル
アメリカ
ジョエル

プログラム中、私はとても意識的状態にあると感じました。感覚が非常に覚醒していて、周りだけでなく自分の中で起こっているすべてのことに特別な感覚を感じました。これまで参加してきたアートプログラムでは正確な「アート」や「アートスキル」に焦点が当てられる傾向があったのに対し、Interludeでは特定の知識ではなく、自分の感性や自己表現に目覚めさせることに焦点が当てられていました。

サラ
コロンビア
サラ
昼食をとりながら、城さんが「さおり織り」の本質を語ってくれたのが印象に残っています。城さんの話を聞いて、私は織りに対する偏見から解放されました。失敗を恐れずに、自分の織りに集中することができました。つまりは、自分の中にあったガラスの天井を打ち破ることができたのです。さおり織りの理論と実践の両面から、ビジュアルアーティストとしての自身の作品の新しい多様な可能性を探ることができたことは、貴重な機会でした。また、新しい表現手段に触れることで、自分が直面してきた問題をより深く見つめ直すこともできたと思います。
テツゴ
日本
テツゴ

プログラムに関するお問い合わせは下記フォームよりお申込みください。

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