マルコス・フェルナンデス

サウンド・アーティスト
元町・中華街(横浜)

サウンド(音)を通して経験したあなたの世界を、だれかと共有したことはありますか?

「人が空間や時間と、どう駆け引きをするのか興味があります」
そう語るのは、横浜を拠点に活動するサウンドアーティスト、マルコス・フェルナンデスさん。ポルトガル国籍の父と日本国籍の母をもつ、横浜生まれ、横浜育ち。大学進学を機に、アメリカのサンディエゴで35年間音楽活動した後、日本に帰国して今に至る。彼は「今まで国籍というものは感じたことがない」と言う。

ロック・ブルース・即興音楽、ドラムをはじめ様々な打楽器演奏から、打楽器をやパソコンを使ってエレクトロニック・ミュージックも操る。加えて、フィールドレコーディングもマルコスさんにとっては欠かせないエッセンスだ。

フィールドレコーディングとは、スタジオやステージなど一般的な録音環境の外で、多様な環境の音を録音することを指す。90年代初め、国境を越えて世界中の仲間と共にオンライン上でコミュニティをつくり、フィールドレコーディングでサウンドアートを創ったり即興演奏をする「フォノグラフィー」という概念を提唱した。

自身のことをミュージシャンではなく、あえてサウンドアーティストと言うには理由がある。マルコスさんの興味は音楽よりも「サウンド(音)」そのもので、音楽はサウンドという世界の中の1つの面にすぎないという。「人々が音を身近に感じること」ができるような、サウンドワークショップも自身でオーガナイズしている。

私がマルコスさんと初めて話したのは、横浜のライブハウスでの即興ライブだった。演奏中、暗いステージで音に合わせて照明があたるマルコスさんは、迫力のあるオーラが芯にありつつ至極自然な姿で、とにかくみとれた。後から聞いたのだが、即興では周りのミュージシャンの音を「聴く」ことに全神経をそそぎ、そこから対話をしているのだと。「なるほど、あの表情はまさに!」と、ひとり納得した私でした。

マルコスさんの特別公演を追ったドキュメンタリーフィルム [sounding the space – 空間を奏でる] で、「建物や空間は何かが起こるのを待ってる気がします。何か音のイベントが起こるのを。」と、話すシーンがあった。その表現が、なんともすごく刺さった。自分にはない発想とはまさしくこのことで、マルコスさんの感覚(世界)へ飛び込んでみたい!そんな私のワクワクが一層動きだした瞬間の1つだ。

Interludeでは、マルコスさんが生まれ育った横浜の中でも、特に面白い音があふれるエリアでサウンドワークショップを行う。「人は目より耳で自分のスペースを感じる動物」だと彼は言うが、あなたがサウンド (音) を通して経験する世界はどんなもの?それを共有することで得る感覚は?

マルコス・フェルナンデスの世界から拓くあなたの新しい世界へ、サウンド(音)という扉から。

■スケジュール
10:00 元町・中華街駅 集合
10:15 サウンドワークショップ
12:15 ランチ
13:15 サウンドワークショップ
16:30 現地解散

■参加費
¥22,000(税込)/ 一人当たり 
昼食代込み

■申し込み期限
1)11/26日のセッションに関しては、実施3日前の朝10時までとします。
  → 11/23日の朝10時までとなります。

2)個別に他の日程で3名以上で別日のワークショップ開催をご希望される場合は、
実施日の10日前までにご連絡いただき、ご希望の日に開催可能か検討し返信致します。
例)10/10日実施の場合は10/1日の朝10時までにご連絡ください。

■キャンセルポリシー
・8日前以前・・・・無料
・7日前~前々日・・参加費の30%
・以降・・・・・・100%
参加費は申し込み時にお支払いください。お支払いが確認出来次第、予約の確定とさせていただきます。
また、最低実施人数の3名に満たない場合はやむをえず中止にさせていただき、全額返金致しますことをご了承ください。

サウンドウォーキングによって、普通の音の認知する感覚が変わりました。それはどんな音でも楽しいものだという音への意識変化をもたらしました。とても大事な感覚のイノベーションです。また、サウンドウォーキング中の体験から、「これからの散歩が楽しくなる」と思うと、超楽しくなりました。日常が非日常体験に変わるからです。

Hiroyuki
日本
Hiroyuki

音に対する定義が変わりました。また、今まで音をカテゴライズしたことがなかったのが興味深かったです。音環境を守っていくというコンセプトも新しく様々な意味で音に対する視野が広がりました。

Mikino

日本

Mikino

他のワークショップでは全員が同じ場所へ到達できる明らかな正解があるように思うが、Interludeには明確な到達点はなく参加者それぞれに託されている形式で、より各人のバックグラウンドに即した解釈ができ、得るものも様々だと感じました。

Naomi
日本
Naomi

非常に自分自身の『何か』を引き出してくれる(educate)ところが他とは違うところだと思いました。他の体験はいかに楽しめるかを重視するのに対し、Interudeはいかに引き出すか?を中心に展開する教育的な要素が強いように思います。繰り返し参加することにも価値があるように思います。

Shinsaku

日本

榎本晋作

プログラムに関するお問い合わせ・申し込みは下記フォームよりご連絡ください。

[contact-form-7 id="2088" title="コンタクトフォーム(マルコス・フェルナンデス)"]